このデータベースについて

「検索で出てきたこの情報、最新かな?」「このまま使いたい図だけど、根拠は確かかな?」と気になった経験はありますか?情報が氾濫する今日、検索なんて簡単!かもしれません。しかし、自分が知りたいテーマに一番近い統計名を知っていますか?最新の国際比較のデータをすぐに調べられるでしょうか?

私たちが社会の課題を知り、未来の変革を担うには、現状を客観的に把握することが不可欠です。しかし、その情報がどこにあるか、そもそもわからなかったり、たどり着いたとしても、その情報の正確さ、新しさ、他の情報に比べた特徴までは把握しきれなかったり、ということが多いのが現状です。つまり、社会の課題や政策を理解しようとする前に、統計情報を理解するという高い壁があります。

そこで私たちは、各省庁が毎年公表する白書図表を、横断的に検索できるデータベースをつくりました。白書のテーマを追うことで、毎年の社会の関心や課題の変化を知ることができます。また、テーマごとに多くのデータが分かりやすく図表にまとまっています。

このデータベースでは、同じ統計の2001年の図表から最新統計の図表までを比較して、社会の変化を把握できます。最新の複数の省庁白書を比較して、1つのテーマに対する各省庁の取組を比較できます。出典が明記されているので、そのまま引用することができ、原典の統計名をたどって自分で新たな情報を加えることもできます。

白書という形で見やすく整理された、信頼性の高い情報を「理解の土台」とすることで、社会の課題にアプローチする力(エンパワーメント:Empowerment)につなげましょう!

津田塾大学 総合政策学部 教員一同

津田塾大学総合政策学部「データ活用型政策研究と実践的教育プログラム開発」プロジェクトチーム一同 問い合わせ先:empowerment@tsuda.ac.jp(担当者:伊藤由希子)